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ヘアカラーの大切な話


最近、ヘアカラーについて思うことがあったので
触れたいと思います。
ものすごーく長文ですが大切な事 です。

ヘアカラーをされている、興味がある方は知っておいてほしいと思います。
(覚えなくてもなんとなくで大丈夫です)

長文すぎるので目次を書きますm(_ _)m

①【ヘアカラーでアレルギー、アナフィラキシーショックが起こる】ことがあるって知っていますか?

②指定成分【ジアミン】他業界の認識

③誤解しているお客様が多い
【ヘアカラーのピリピリ】

④誤解しているお客様が多い【ヘナは安全[!?]︎】
医薬部外品のヘアカラー
雑貨扱いのヘナ

⑤おまけ【金属性のヘナ】ついでにホームカラー

皆さんは
【ヘアカラーでアレルギー、アナフィラキシーショックが起こる】ことがあるって知っていますか?

“美容室Belugaでは、少しでも安全に永く
ヘアカラーを楽しんでいただくために、
ヘアカラーリズミック(ゼロテク)といって
特殊な刷毛を使い頭皮ギリギリから塗布し、
頭皮に着くカラーを最大限減らす技法があります。”
(ヘアカラーで既にアレルギーがでている方はこれでも対応できません)

ヘアカラーでのアナフィラキシーショックは、
主要成分のジアミン(厚生労働省の指定成分)によって起こるようです。
施術してからおよそ48時間以内に症状が起こります。
最近だと元SMAPの中居くんがヘアカラーで
顔が別人のように腫れてしまったニュースが話題になりました。
ヘアカラーのアナフィラキシーショック、アレルギーは、頭皮だけでおさまらないこともあります。
特にひどい例えですが、
顔や体に症状が出ることもあります。
聞いたことありませんが、
アナフィラキシーショックですので、
呼吸困難や最悪 死んでしまうこともあるかもしれません。

このアナフィラキシーショックに対する
厚生労働省、薬剤メーカーの対策として、
ヘアカラー前は必ずパッチテストをして下さい。
とあります。(市販のヘアカラーも同様)
が、皆さんの周りにパッチテスト必ずやらされる美容室ってどれくらいありますかね?
美容師20年やって、ヘアカラーされる全てのお客様にパッチテストを必ずやってる美容室って
僕は見たことありません。
(取り組んでいる美容室はネットや本で見たことあります)
なぜなら、ご存知の方もいると思いますが、
ヘアカラーによるアナフィラキシーショックは、
およそ48時間以内に起こります。
なのでパッチテストして48時間様子を見る必要があります。
つまり、ヘアカラーをする2日前に美容室に行く。
もしくは美容室に行ってヘアカラーしたいけど、
パッチテストするから2日後に出直す必要があります!
出来ますか?
ヘアカラーしたいって思ったらその日にやりたいんじゃないでしょうか?

でも、お客様の安全のため絶対必要です!
だからウチの美容室は絶対パッチテストします!

なんて僕は言えません。
パッチテストは本来毎回するものです。
ヘアカラーのあは回数の積み重ねですので
いつもと一緒のカラーだから
というものでもないのです。

また、他店でヘアカラーされた方で
今までヘアカラーしてきて
こんなことは1度もなかった!
とおっしゃるお客様もいらっしゃいますが、
アレルギーですので、
花粉症や、その他のアレルギーと同じで、ヘアカラーの回数、その積み重ねで抗体ができて、ある時急に症状が起こります。
1度アレルギーが起こっても
次やったら大丈夫だったってこともありますが、
ご本人の体調やコンディションにもよりますので
安易にあそこの店は上手い、下手としない方が無難です。
私達は常にヘアカラーという薬剤を扱っています
薬剤の扱い方が上手い下手よりも、
もしかしたら抗体ができあなたの体質が変わっているからかもしれません。
元SMAPの中居くんの報道
いつも行く美容室でいつもの担当者がヘアカラーしてアナフィラキシーショックが起こりました。

メデイアの見出しは
元SMAP中居 美容師のミスで…みたいな
いつもやってもらってる有名美容師が
ヘアカラーの扱いミスなんかしませんよ(笑)多分
パッチテストしなかったから
中居くんの体質に合っているか確認できていなかったんでしょうね。

美容室でヘアカラーをして、
アレルギー、アナフィラキシーショックに
なってしまった時、そのお客様はどうでしょう?
十中八九
「あそこの美容室でヘアカラーしたらひどい目にあった」
「あそこの美容室下手」っていわれるんじゃないでしょうか?
怖いですね。
パッチテストは現実的じゃないと言われるお客様がほとんどです。その周知活動も大切ですが、
それ以外でも対策が絶対必要ですね。

指定成分【ジアミン】他業界の認識
美容師さんに「ジアミンって何?」って聞いたら
だいたいの美容師さんは、
・ヘアカラーに入ってるやつ
・ジアミンがないと明るく鮮やかに染まらない
・アレルギー起こすやつ
くらいは知っています。

でも、他業界からすると認識は違います。

写真屋さん
ジアミン=現像液
昔、デジカメができる前
カメラといえばフイルム
フイルムを写真屋さんに持って行って
現像するときに使う溶液がジアミンだそうです。

薬物業界?
ジアミン=少しの量で人が死ぬ毒物
東野圭吾のサスペンス小説のネタにもなる
被害者は毒(ジアミン)をもられた

どうでしょう、私は薬剤を扱っている認識はありますが劇薬を扱っている認識はありませんでした。
ヘアカラーはジアミン100%でできているわけではないので
塗布してすぐ死んでしまうようなことはありません。

お客様におかれましても、私を含む多くの美容師も
普段扱いなれた薬剤への認識を改め慎重に選び使う
必要があるかもしれませんね。


誤解しているお客様が多い
【ヘアカラーのピリピリ】

嫌な臭いがしない、ヒリヒリしない
=安全なヘアカラー

臭いがきつい、ヒリヒリして痛い
=安全ではないヘアカラー

だと思っていませんか?

実は、一概にそのようには言えません。

ヘアカラーの中にはジアミン、アンモニア、過酸化水素などが主に含まれます。

ジアミンとは厚生労働省の指定成分で、
アレルギーを引き起こしやすい成分です。

過酸化水素は、ものすごく酸化する水です。

ヘアカラーは基本アルカリ性でないと効果を発揮できません。
知っての通り頭皮、肌、髪は弱酸性です。
アルカリ性のものがいつまでも残留しないように
揮発性で固体から気体へと気化する
アンモニアを使います。
揮発性なのでツンと臭いがします。
気化する際の気化熱でピリピリすることがあります。
要は、悪いものを残さないための工夫といえます
なので、
臭いがキツイ、ピリピリするヘアカラー
=安全でないヘアカラー
ではないのです。
また、嫌な臭いがしないヘアカラー、
全てではないと思いますが、
揮発性の成分を使ってなくて、
いつまでも頭皮、肌、髪に悪い成分が残ってしまって、危険なものもあってもおかしくないですね。
ただ、ヘアカラーを塗布して15分以上経過しても
まだピリピリが収まらない場合は頭皮が炎症を起こしてしまいますのでよろしくありません。

頭皮のピリピリ感に関しては、
ヘアカラーが明るいものになればなるほど
ピリピリしやすいです。
また多くの場合頭皮につけないことで解消できます。

誤解しているお客様が多い【ヘナは安全[!?]︎】
本物のヘナは植物性です。指定成分のジアミンは入ってません。
植物性って安全なイメージありますよねー
でも、よく考えて見ると、
食べ物や植物って、アレルギーって多くないですか?
やはり体質次第で絶対アレルギーが起こらないわけではないかもしれません。

補足ですが、ヘナは植物性で、染まりが悪かったり時間がかかったりします。
そこでヘナにジアミンが混ざっていることがあります!本末転倒ですね。
ヘアカラーは医薬部外品に指定されています。
ヘナは雑貨扱いです。ヘアカラーのように厳しい検査などしないので、逆に怖いです。

⑤おまけ【金属性のヘナ】ついでにホームカラー
ヘナには植物性だけでなく
金属性のものもあります。
長くなりましたので端折って書いてしまいますが
金属性のヘナをされている方は
絶対ヘアカラーをしてはいけません!
もししていたら美容師さんに事前に教えてあげてください!
実際あったんですよね!
いつもは自分でヘナしてるけど
今回はヘアカラーで明るくしよっかなー

ハイっまっっっっ黒です。
ヘアカラーは過酸化水素(すごーく酸化する水)
が入ってます。
金属が酸化すると黒ずみます!
ブリーチ使ってもどんどん黒くなります

黒染めしていても、
ヘナをしていても、
その後のヘアカラーにはすごく影響します。
美容師はプロですが、薬剤には限界があります。
また、髪の状態に合わせて使い分けます。
くれぐれもホームカラー、極端なカラーチェンジ
にはお気をつけください。
ホームカラーは美容院のカラーの5倍くらい痛みます(僕の主観)
たとえプロの美容師が毎回あなたをホームカラーで染めてくれたとしても、2〜3回やったら違いがわかります!すっごい痛みます!
使って欲しくありませんm(_ _)m
美容室のヘアカラーは、新生部(黒髪)と
既染部(既にカラーしたある部分)で
薬剤を変えて塗り分けます。
それを考慮すると、繰り返したときにダメージは
5倍どころでは済まないでしょう。
安全性だけでなく、
後々、やりたいヘアスタイルができなくなってしまうリスクもあります。





いづれにしても信頼できる美容室、美容師さんに
巡り会えると幸せですね。
そしてパッチテストにご理解、ご協力して下さるとより安心です。
私達もそう思っていただけるように日々
誠心誠意お客様の幸せを本気で考え行動しています。




本物の美容メーカー、美容室は常に安全なモノを
追求しています。

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