こんにちは☆スタイリスト野村です
今日はこれから需要が高まってくるブリーチonカラー、中でもメンズに人気のシルバーアッシュについてです
昔は芸能人でもかなり個性的なミュージシャンなどしかやっていなかったカラーですが、今では人口も増えてかなり気軽に身近になってきました
カラー剤の進歩もすごいので仕上がりの完成度が上がってきたのもあると思います
ただし
やっぱり一般のブラウンをベースとしたカラーに比べるとかなり傷むし施術時間もかかるし普段のお手入れも必要なカラーです
さらにベースとなる髪質によっては(黒染めをしている等)必ずしも狙った色になるとは限らないリスクもあります
それ相応の覚悟をもって挑んでいただきたいカラーであるのは変わりません(´・ω・`)!
それでもやっぱり圧倒的にステキですよね!!私もシルバーアッシュ大好きです!
ぜひチャレンジしてみてほしい気持ちもあります
そこで今回は実際にこのウイッグをシルバーアッシュに染めて、そのプロセスをご紹介したいと思います!
これはあくまで一つのやり方で、シルバーアッシュにするプロセスは10通りも100通りもあるので、この限りではありません。ご了承ください
①ブリーチする
まずこのウィッグは黒髪であるので、ひとまずブリーチをしなくてはいけません。
今回は根元が暗めの自然なグラデーションになるように、根元の部分は空けてブリーチします。
ブリーチ後
最低でもこのくらいの明るさにします
赤みが残る場合は、もう一度ブリーチします。
赤みがあるとシルバーアッシュにはなりません!
黒染めしたことがある髪の場合、赤みがなかなか抜けないことが多いです
②びっくりするくらい紫に染めます!!
ほんとうに大丈夫かと思うくらい紫を入れます。
これはブリーチしても抜けなかった黄色味を打ち消すためです。
だいたいの日本人の髪は完全には黄色味をブリーチで抜くことはできないので、補色の紫をまぜることになります。
不安になるかもしれませんが、生半可な紫では黄色を打ち消すことはできないので、ここはがっつり染めさせてください
染めたてです。がっつり紫です。
染めたてを乾かした状態です
すごく紫です!!
これが退色する(色が抜ける)と、シルバーアッシュになります。
このままお帰り頂いて退色する過程を楽しむのもありですし、このままでは嫌であれば何度かシャンプー・ドライをしてお店で退色させます。
シャンプー&ドライ2回目
少し色が抜けたのがわかると思います。
シャンプー&ドライ3回目
まだ紫が残ってます
シャンプー&ドライ4回目
このくらいになればシルバーアッシュと言っていいのではないでしょうか
もっと退色させるともっと白っぽくなっていきます。
この染め方で実際に染めた方の仕上がりです
ブリーチの時点ではけっこう黄色味が残っていましたが、きれいに黄味がとれています
紫は入れたくない!!という方は、やはり黄色味がなくなるまでブリーチを何度もしなくてはいけません。
しかし、一日に何度もブリーチをすると、髪が薬剤に耐えれられなくなって、溶けてしまったり、ビビり毛というチリチリの状態になってしまうことがあります
なので、一度にブリーチするのは1回にとどめて、その日はグレージュやミルクティー色など別のアッシュ系カラーにして、日をあけて一か月後くらいにまたブリーチをする、といった、数か月にわたってブリーチを繰り返す方法をとります。
いずれにしても、シルバーアッシュはベースの色がとても大事で、一日一回で作れるカラーではないです
ゆっくり気長につくっていきましょう
最後の注意点として、ブリーチした後のカラーは、4回のシャンプー&ドライでここまで色が抜けることからもわかるように、すごく色落ちが早いです。
その後のケアをしっかりしないと、すぐに退色しすぎてしまいます。
その後のケアで効果的なことは、
・市販の洗浄力の高いシャンプー&トリートメントは使わない
基本中の基本です。
美容院のシャンプー、紫シャンプーなど退色を防ぐ専用のシャンプーを使う
トリートメントもできれば専用のものを使ってください。市販のトリートメントは揉みこむほどカラーが流れ出てしまいます。
・洗い流さないトリートメントを使う
オイルタイプやミルクタイプなど油分で髪をコーティングすることで髪の中のカラーを保護します。
・海やプールに入らない・紫外線にあたらない
海は一発で色が抜けます
レジャーでこれらは難しい話だと思いますがカラーの色持ちのためには避けたほうがいいです
ハイレベルカラー・・・・・¥12,960
カットなしカラーのみの場合シャンプー&ブロー代+¥1,620かかります